クラウドフローからデスクトップフローを呼び出すことが可能です。
これにより、クラウドとローカルの作業を同時に自動化することが出来ます。

必要なライセンス

実行には下記のライセンスが必要です。

Power Automate per user with attended RPA plan有人実行用のライセンスです
必須のライセンスです
実行する際、PCがサインイン状態である必要があります(ロック状態NG)
Power Automate unattended RPA add-on上記ライセンスのアドオンです(追加オプション)
PCがサインアウト状態である必要があります(ロック状態NG)

ただし、適切なライセンスを付与していたとしても、Windows 10 Home では実行できませんので注意してください。

接続設定

クラウドフローからデスクトップ に接続するには、直接接続を利用する方法があります。


こちらの方法は非常に簡単に導入できるのが特徴で、負荷分散についても容易に設定できます。
設定方法は、Power Automate for desktop をインストールした後に、「設定」の中にある「コンピューターの設定を開く」から、「Power Automate コンピューター ランタイム」を起動してどの環境で使用するか設定するだけです。
ライセンスが付与されていない場合は、表示されません。


別な接続方法としてオンプレミスデータゲートウェイ経由の接続があります。
現在こちらの接続方法は非推奨のものとなっているため、直接接続の方法を採用すると良いでしょう。

設定方法

クラウドフローから呼び出すためには、「Power Automate Desktopで構築したフローを実行する」アクションを使用します。

接続方法を選択し、ゲートウェイ名(コンピュータ名)、ユーザー名、パスワードを設定します。
ワークグループでの利用の場合は、ドメイン部はコンピュータ名を指定してください。(例 PC123\username)

実行したいDesktopフローと実行モードを選択します。
実行モードの非アテンド型は「Power Automate unattended RPA add-on」が必要です。

デスクトップフローに入力変数が設定されている場合、引数として指定することが出来ます。

また出力変数が設定されている場合は、コンテンツとして使用できます。