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Power Automateとは
Power Automateは、GmailやTwitterなど、いわゆるクラウドサービスを使った業務を、作業フローを作成することで自動化することができるサービスです。
Microsoft社は、10年以上の歴史を持つRPAツールWinAutomationの開発元であるSoftomotive社を2020年に統合、Power Automate Desktopという非常に強力なRPA製品をリリースし、Power Automateに統合しました。
2021年にはWindows10に対し、Power Automate Desktop for Windows 10の標準搭載を発表し、かつ無料で利用できるようになりました。
Microsoft社の革新的な発表により、RPAは新たなスタートを切ったといえるでしょう。
詳しくは、Power Automate Desktopのチュートリアルをご参照ください。
また最近では、AIを自分で作ることのできるAI Builderや、プロセスマイニング※1が可能なProcess Advisor機能などもPower Automateに実装されています。
Power Automateを使うことで、これまでとは異なる視点での、業務改善に取り込むことが出来るでしょう。
皆さんも、スーパーアシスタントロボットを作っていきましょう。
※1 業務の処理パターンを蓄積されたログデータから可視化し、業務改善ポイントを具体的に発見することで業務効率化を行う方法です。
Power Automateができる事
- クラウドサービスをつなげることで、作業の自動化を行う
- デスクトップフロー(Power Automate Desktop)を実行する(別途ライセンス)
- フローの実行履歴を管理する
- AIを自分で作る(別途ライセンスが必要です)
- プロセスマイニングを行う(別途ライセンスが必要です)
Power Automateが操作できる製品(一部)
Power Automateは、100を超える製品と連携が可能です。
その中の一部をご紹介いたします。
- Salesforce(セールスフォース・ドットコム)
- Kintone(サイボウズ)
- Google Drive、Gmail、カレンダー(Google)
- Twitter(Twitter)
- Facebook(Facebook)
登録がない製品でも、カスタムコネクタという機能を使って自分で連携する仕組みを作ったり、APIと呼ばれる仕組みを利用することで相互に連携を行うことも可能です。
Power Automateの活用事例
- Outlookメールの添付ファイルをOneDriveに自動保存する
- 社員からの在宅・休日出勤申請をTeamsに通知する
- 社内稟議書の承認ワークフローを自動化する
- セミナーの申し込み状況を毎日担当者に連絡する
- Microsoft Formsと連携し災害時の安否確認(本サイトで無償公開しております)
Power Platformについて
Power AutomateはPower Platformと呼ばれるMicrosoft製品群に属しており、以下の製品群で構成されています。
- データを可視化するPower BI(パワー ビーアイ)
- 自分でアプリを作ることのできるPower Apps(パワー アップス)
- チャットボット(質問などに対し自動応答するAI)が作れるPower Virtual Agents(パワー バーチャル エージェンツ)
- フローの自動化を行うことが出来る Power Automate(パワー オートメイト)
これらは非常に強力に連携することができ、革新的かつスマートな業務のやり方を提供します。
例えば、Power BIを利用すれば、よくある会議用のグラフデータ作成や、分析を非常に効率的に行うことが可能です。
それぞれ詳しいことを聞きたいというお客様は、弊社までお問い合わせください。