Power Apps キャンバスアプリを作るうえで欠かせない、動きや表示をコントロールする「関数」の一覧をこちらから確認できます。
実務での利用頻度は、ロボ研での開発経験上でよく利用するものをまとめたものになります。 Power Apps初学者の方は、「どの関数がどのようなときに使うか」わからないケースが多いと思いますので、★が多いものから学んでください。 ただし、開発案件によっては使用した方がよいコントロールもありますので、使わないではなく、学び順としてご利用ください。 詳細は各関数の解説ページを参照してください。
★☆☆☆☆ ほとんど使用しない ★★☆☆☆ まれに使用する ★★★☆☆ 定期的に使用する ★★★★☆ 頻繁に使用する ★★★★★ ほぼ毎回使用する
演算子 関数/演算子名 概要 実務での利用頻度 As テーブルやギャラリーのレコードに名前を付けることができる演算子 ★★★★★ exactin 対象の文字列を大文字、小文字を区別したうえで「含む」という条件で検索する ★★★★★ in 対象の文字列を大文字、小文字を区別せず「含む」という条件で検索する ★★★★☆ Parent 「親」を示す演算子 ★★☆☆☆ Self 「同じコントロール内の別のプロパティ」を参照する際に使用する ★★★☆☆ ThisItem ギャラリーコントロールやフォームコントロールで現在のレコードを指す演算子 ★★★☆☆ ThisRecord ForAll関数やFilter関数といったレコードスコープ関数内で使用する演算子となっており、その関数の現在のレコードを指す ★★☆☆☆
環境関数 コントロール名 概要 実務での利用頻度 App Appオブジェクトは、Power Appsにおいてアプリケーション全体を表すオブジェクトであり、アプリの状態を管理するための様々なプロパティが用意されている ★★★★★ Compass モバイルデバイスが指している方向(北を0度として時計回りの角度)を返す信号 ★★☆☆☆ Connection ネットワークの接続に関する情報を返す信号 ★☆☆☆☆ Exit 現在開いているアプリを終了する ★☆☆☆☆ Host Power Appsアプリケーションが実行されているブラウザ情報(Chrome、Edgeなど)や環境(ホスト環境)に関する情報を提供する ★☆☆☆☆ Location ユーザーのデバイスから現在の地理位置情報を取得する ★★☆☆☆ Acceleration モバイルデバイス(スマートフォンやタブレット)の動きや傾きを検知するための機能 ★☆☆☆☆
検索/行列関数 情報関数 コントロール名 概要 実務での利用頻度 Blank 空白を生成する ★★★★★ Coalesce 引数を左から順番に評価し、空白または空文字列ではない最初の値を返す ★★★★★ DataSourceInfo ★★★★☆ IsBlank 値が空白であるかどうかを判定する ★★★★★ IsBlankOrError ★★★★★ IsEmpty コレクションやテーブルが空であるかどうかを判定する ★★★★☆ IsError ★★★☆☆ IsMatch 文字列が指定されたパターンに一致するかどうかを判定する ★★★★☆ IsNumeric 指定された値が数値であるかどうかを判断する ★★★★☆ IsToday ★★★★☆ IsType IsUTCToday RecordInfo User Power Appsにログインしているユーザーの情報を取得する ★☆☆☆☆
数学/三角関数 コントロール名 概要 実務での利用頻度 Abs x の絶対値を返す ★★★★★ Acos ★★★★★ Acot ★★☆☆☆ Asin ★★☆☆☆ Atan ★☆☆☆☆ Atan2 Cos ラジアン単位で指定された角のコサインを返す Cot Degrees Exp e の x 乗を返す Int 数値を切り下げて整数にする Ln 自然対数を返す Log 底を y としたときの x の対数を返す Mod Pi Pi Power x の y 乗を返します Radians Rand 乱数を生成する ★☆☆☆☆ RandBetween 任意の範囲で数値を指定して乱数を生成する ★☆☆☆☆ Round 数値を指定した桁数で四捨五入する RoundDown 数値を指定した桁数で切り下げる RoundUp 数値を指定した桁数で切り上げる Sequence 連続した番号のテーブルを作成する Sin ラジアン単位で指定された角のサインを返す Sqrt x の平方根を返す Sum 指定したテーブル内の列の合計を算出する Tan Trunc 数値を切り捨てて整数にする
操作系関数 コントロール名 概要 実務での利用頻度 Launch Webページや別のキャンバスアプリを起動する ★★☆☆☆ Navigate 画面間を移動する ★☆☆☆☆ Back 前の画面に戻る ★☆☆☆☆ Concurrent 変数やコレクション等を並列で読み取る ★☆☆☆☆ Confirm ★☆☆☆☆ Copy アプリが実行されているデバイスのクリップボードにテキストをコピーする ★☆☆☆☆ Defaults ★☆☆☆☆ Disable 手動で信号情報の取得をオフにする ★☆☆☆☆ Download ★☆☆☆☆ EditForm 編集フォームコントロールの状態を編集モードに切り替える Enable 手動で信号情報の取得をオンにする ★☆☆☆☆ ForAll 指定したテーブルのすべてのレコードに対して指定した数式の処理を繰り返す GUID HashTags LoadData NewForm 編集フォームコントロールの状態を新規作成モードに切り替える Notify 画面上に通知バーを表示する Param 公開済みアプリで URL からパラメーターを取得する ★★☆☆☆ ParseJSON Patch データソース内で1つ以上のレコードを変更または作成するか、データ ソースの外部でレコードをマージする PDF Print アプリ内の任意の画面を印刷する ReadNFC Refresh データソースのレコードを更新し、データソース側で変更があった内容を取得する Relate Reset コントロールの値を既定値に戻す ResetForm 編集フォームコントロールの内容を初期値にリセットする SaveData Select コントロールがクリックされたときの動作を、別のコントロールがクリックされたときと同じにする SendAppNotification (プレビュー) Set グルーバル変数を作成する SetFocus SubmitForm 編集フォームコントロールに入力された値をデータソースに登録する Unrelate Update データ ソースのレコード全体を更新する ★☆☆☆☆ UpdateContext コンテキスト変数を作成する UpdateIf データ ソースのレコードで条件と合致するものを更新する ★★☆☆☆ Validate ViewForm 選択したレコードを表示させる With プロパティ内でのみ機能する単一レコードを宣言する ★★★★☆
統計/日時/時刻関数 コントロール名 概要 実務での利用頻度 Average 指定したテーブル内の列の平均値を算出する ★★☆☆☆ Count 単一列テーブルの数値が含まれるレコード数を数える ★☆☆☆☆ CountA 単一列テーブルの空白ではないレコード数を数える ★☆☆☆☆ CountIf テーブルのレコードのうち、条件に一致するレコード数を数える ★☆☆☆☆ CountRows テーブルのレコード数を数える ★☆☆☆☆ Max 指定したテーブル内の列の最大値を割り出す ★☆☆☆☆ Min 指定したテーブル内の列の最小値を割り出す ★☆☆☆☆ StdevP 指定したテーブル内の列の標準偏差を算出する ★☆☆☆☆ VarP 指定したテーブル内の列の分散を算出する ★☆☆☆☆ Calendar Clock Date DateAdd DateAdd関数は指定した日時に対して任意の時間量を加算する DateDiff DateDiff関数は開始日付と終了日付の差を返す DateTimeValue 文字列 の日付を日付型に変換する★★☆☆☆ DateValue 文字列の日付と時刻を日付/時刻型に変換する ★★☆☆☆ Day 日付/時刻値(Datetime)から日の値を取得する ★★☆☆☆ Hour 日付/時刻値(Datetime)から時の値を取得する ★★☆☆☆ ISOWeekNum Minute 日付/時刻値(Datetime)から分の値を取得する ★★☆☆☆ Month 日付/時刻値(Datetime)から月の値を取得する ★★☆☆☆ Now 現在の日付と時刻を日付/時刻値として返す ★★☆☆☆ Second 日付/時刻値(Datetime)から秒の値を取得する ★★☆☆☆ Time 時、分、秒 の文字列から時刻型を生成する ★★☆☆☆ TimeValue 文字列の時刻を時刻型に変換する ★★☆☆☆ TimeZoneOffset Today 現在の日付を日付値として返す ★★★☆☆ UTCNow UTCToday Weekday WeekNum Year 日付/時刻値(Datetime)から年の値を取得する
文字列/色関数 コントロール名 概要 実務での利用頻度 ColorFade ★★☆☆☆ ColorValue ★☆☆☆☆ RGBA ★☆☆☆☆ Boolean ★☆☆☆☆ Char ★☆☆☆☆ Concat ★☆☆☆☆ Concatenate 文字列や単一行テーブルを連結する ★★★☆☆ EncodeUrl ★☆☆☆☆ Find 探したい文字が検索対象文字列の中の何文字目にあるかを返す ★☆☆☆☆ JSON Language Left 文字列の右部分を抽出する Len 指定した文字列の長さを返す Lower 英語の文字列をすべて小文字にする ★★☆☆☆ Mid 文字列の中央部分を抽出する PlainText Proper 英語の文字列に対して、先頭文字を大文字にし、ほかを小文字にする ★☆☆☆☆ Replace Right 文字列の左部分を抽出する Search いずれかの列に検索の文字列を含むテーブルのすべてのレコードを返す Substitute Text 指定した文字列の書式を変更する ★★★☆☆ Trim 文字列の前後の空白削除及び単語と単語の空白を半角空白に整える ★★★☆☆ TrimEnds 文字列の前後の空白削除する ★★☆☆☆ Upper 英語の文字列をすべて大文字にする ★★☆☆☆ Value データ型が「テキスト型」の数字を「数値型」に変更する ★★☆☆☆
論理関数 コントロール名 概要 実務での利用頻度 And 指定した全ての条件を満たすか?を判定する ★★★★☆ EndsWith ある文字列が指定した文字列で終わっているかを判定する ★★★★☆ Error ★☆☆☆☆ Errors ★☆☆☆☆ If 指定した条件式に対してtrueかfalseを判定してそれに対応した結果を返す ★★★★☆ IfError ★☆☆☆☆ Not 指定した条件の否定(True の場合は False、False の場合は True)を返す ★★★★☆ Or 指定した条件のうち、いすれかを満たすか?を判定する ★★★★☆ StartsWith ★☆☆☆☆ Switch