当サイトの目的

このサイトでは、マイクロソフト社が提供する「Power Automate」と「Power Automate for desktop(Power Automate Desktop)」について、「誰でも分かる」ことを目標に、皆さんに使い方や事例などをご紹介していきたいと思います。

しかし、これまでやったことがないことを始めるには、不安がつきものです。
特に上司から「ロボットを作れ」と言われた人は、プレッシャーも大きく、ストレスを感じる方も多くいらっしゃると思います。

でも、はじめて自分でロボットを作れた時の達成感は非常に大きいです。
そして、2つ、3つと業務を自分で自動化していくと、どんどん楽しくなっていきます。

我々は、「楽しみながら自動化する」を大切にしていきたいと考えています。
一緒に、自動化ライフを満喫しましょう!

新しい業務改善~自動化の魅力~

flat screen computer monitor turned on

2017年ごろから、RPAと呼ばれる技術を使った、新しい業務効率化の方法が、世間で利用され始めました。
これは、ロボットがパソコンの業務を代行してくれるような仕組みで、多くの企業で導入が進んでいます。
しかし、RPAツールは、年間数十万~数千万円のコストがかかるものが多く、中小零細企業が利用するには、少しハードルが高いという課題がありました。

マイクロソフト社は、2020年にWinAutomationというRPAツールを開発したSoftomotive社を買収し、Power Automate Desktop(2021年10月に Power Automate for desktop という名称に変更されました)というツールを開発しました。
そして2021年3月3日マイクロソフト社の発表で、世界中に衝撃が走りました。

「Windows 10 を使っていれば、Power Automate Desktopを無償で利用可能になる」

マイクロソフト社の発表は、これまでの常識を一気に覆し、全ての利用者がコストをかけずに、自動化出来るようになりました。
ExcelやWordのように、みんながロボットを使う時代がやってきたといえるでしょう。

RPAって何?

コンピューターを使うロボットのイラスト

自動化を学ぶ前にRPAについて、触れていきます。
RPAとは「Robotic Process Automation」の略で、簡単に言うとパソコンの中で動くロボットです。
例えば、自分のアシスタントロボットを自分自身で作ることで、「仕事を楽にする」ことが可能です。

ロボットは実際にパソコンを操作することで、Excelはもちろん、様々なシステムの操作を行います。
同じことの繰り返し(反復作業)を得意としており、毎月の請求業務や、日々の入力業務、チェック作業、データの集計など、非常に多くの作業を自動化することが可能です。

しかし、何でも出来るわけではありません
例えば、新しく購入したパソコンの設定をロボットにしてもらおうと思っても、ロボットはパソコンの中で動作するので、自動化することは出来ません。

また最初は部品がついていない、骨組みだけのロボットなので、何も出来ません。
このロボットに、「Excelに書き込みなさい」「ボタンを押しなさい」というような色々なパーツを組み合わせ、教え込んでいくことで、様々なロボットを作っていきます。

「一人を助ける」ための仕組み

我々は、RPAを始めとした自動化ツールは「楽になる=ストレスを無くす」ためのツールだと考えています。
例えば、「Excelに10万件の受注データがあるので、これを全てシステムに転記してください」と言われたら、殆どの方が「やりたくない・・・」と感じると思います。
でも、「ボクやりますよ!」って後輩がいたらキュンとしますよね!!
残念ながらロボットなので、キュンは出来ませんが、これが自動化ツールの力だと思います。
仕事を依頼した上司も、仕事が楽になった自分もみんなハッピーです。

費用対効果に縛られない

Power Automateをはじめとしたマイクロソフト製品が凄いところは、「ちょっとした作業を楽にすることが出来る」という点です。
例えば、100名が勤務する企業に所属しているAさんが、毎日3分間同じ作業を行っているとします。
この作業を業務改善するのに、システム投資を行う会社は、まず無いと思います。
これは「費用対効果が見込めない」ためです。

では、年間300万円のシステムを導入し、事務作業のボトルネックを改善。
年間120時間の削減に成功したらどうでしょうか?
「効果がある」と感じる方が多いと思います。

さて、ではAさんの他に20名の方が毎日3分削減出来たらどうでしょうか。
3分 × 20名 × 20日 × 12か月 = 240時間
20名分のPower Automate for desktop有償ライセンスを購入したとしても年間約100万円です。

300万円で120時間
100万円で240時間
どちらが効果があるか一目瞭然ですよね!
しかも、Power Automate for desktopやPower BI(グラフを作ったり分析したり出来るツール{可視化ツールと言われます})、AI Builder(AIを自分で作る仕組み{自分でAIを作れちゃうんです!})をどんどん活用していけば、より多くの時間を創出することが出来ます。

すなわち、ちょっとした業務にもスポットライトを当て、自由自在に改善を行うことが出来るのが、Microsoft製品の魅力です。

Power Automate for desktop と Power Automateの違い

マイクロソフト社の自動化ツールには「Power Automate」と「Power Automate for desktop」の2つが存在しています。

Power Automate for desktopは、先ほどご紹介したRPAのツールで、パソコンの中で動くソフトウェアです。
冒頭にお話ししましたが、Windows 10を利用していれば、無償で利用することができます。
レコーダー機能と呼ばれる自動記録機能も備えているため、非常に簡単に作ることが出来るのが特徴です。

Power Automateは、TwitterやGmail、OneDriveなどの、いわゆるクラウドサービス同士をつないで自動化するインターネット上で動いている仕組みです。
例えば「Gmailにメールが届いたら添付ファイルをサーバーに保存する」といったことが可能になります。

サイトの利用方法

このサイトでは初心者から中級者に向けたチュートリアルや、解説動画、サンプル、トラブルシューティングなどのコンテンツを提供しています。
一部は有償ですが、基本的な操作方法をご紹介するチュートリアルについては、全て無料でご利用いただくことが可能となっています。

チュートリアルの内容は以下の通りです。

  • Power Automate for desktop
    • 初級編
      • 基本操作やレコーダー機能など基本的な使い方をご紹介しています
      • Excel操作などの簡単なロボットを自分で作ることを目標としています
      • 全て無料でご利用いただけます
    • 中級編
      • セレクタや例外処理などより実践的な内容をご紹介しています
      • 業務で使えるロボットを自分で作れるようになることを目標にしています
      • 一部コンテンツについてはサポート契約が必要です
    • 上級編
      • SQLやPowerShellなどプロフェッショナル向けの内容をご紹介です
      • 全てのコンテンツにおいてAdvanceサポート契約が必要です
    • 管理編
      • フローの共有方法などを掲載しています

サポートについては、以下をご確認ください。

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