【事象】

「Webページのボタンをクリックする」アクションや「リンクをクリック」するアクションを実行した際、対象のUI要素が黄色となるがクリック自体は反映されず、次のページに移動できないことがあります。


【原因】

原因は以下の2つが考えられます。


Power Automate for desktopで起動したブラウザーでポップアップブロックがオンになっている。


クリックするアクションに設定しているUI要素がリンクやボタンを指定できておらず、対象をクリックできていない。

【対応案】


ポップアップがブロックされている場合、ブラウザーのアドレスバーにポップアップブロックのマークが表示されます。
マークが表示されている場合は、以下の手順で対象ページのポップアップを許可します。
画像はMicrosoft Edgeでポップアップブロックされた際の表示となりますが、Google Chromeでも操作は同じとなります。


なお、以下の操作はPower Automate for desktopで起動したブラウザーで行う必要がある点、ご注意下さい。



マークをクリックし、対象ページからのポップアップとリダイレクトを常に許可するを選択し、完了ボタンを押します。
その後、Power Automate for desktopのアクションで操作ができるか再度確認します。



対象のUI要素のセレクタービルダーを確認し、操作対象のタグにチェックが入っているか確認します。
下記の様に、<a>タグ(リンクのタグ)や<button>タグにチェックが入っていない場合は、チェックを入れて再度動作できるか確認します。

タグが無い場合は、レコーダー機能を使用してUI要素を取得しなおしてみることで、取得できる場合があります。