Power Automate for desktop の2024年12月のアップデートがリリースされました。 

バージョン

アップデートのバージョンは2.51です。ここから最新版のインストーラーがダウンロードできます。 

アプリを開いていただき、右上にある「設定」からも更新が可能です。 

「更新プログラムの確認」を押していただくと、 

ポップアップが開きます。 

※最新バージョンになっていればポップアップは開きません。 

「更新」のボタンを押してください。 

 そのあと、順次表示される内容に従って進んでいきますと更新完了となります。

新機能とアップデート

以下の通り、新機能とアップデートが追加されました。

フローのエラーを修復する(プレビュー)

クラウドフローから、アテンド型または非アテンド型でフロー実行中にUI 要素が見つからない場合は、Copilotを使用して修復できるようになりました。

※現在は米国環境下でのみ動作します。

適用したい場合は、下記のようにフローのエラーを修復する(プレビュー)のトグルをオンにしてください。

また、後からこの機能をフローに追加したい場合は、フロープロパティから変更できます。コンソール画面から対象のフローの…をクリック後、プロパティを選択してください。

すると下記のようにフロープロパティが開きます。

フローのエラーを修復する(プレビュー)のトグルをオンにしてください。

この設定がされたフローは、クラウドフローからデスクトップフローを実行した際にUI要素にエラーが起きるとフローの実行中に修復(プレビュー)のパネルが表示されるようになります。

下記赤枠提案された修正方法はCopilotから提案されたUIセレクターです。Copilotからの提案に問題がなければ、すべての実行に適用をクリックすると修正後のUIセレクターでフローが実行され、フロー内容も修復されます。

すべての実行に適用ボタンをクリックすると上記のように待機画面に変わり、UIセレクターが追加されましたという画面に切り替わりますので、閉じるボタンをクリックします。

以後、修正後の内容でフローが実行され、フローもUI要素セレクターが修復して保存されます。実際にUI要素セレクターを確認してみると、修復された内容(Self-Heal-Generated~)が適用されています。

また、Copilotの提案が誤っているようであれば、UI要素を手動で変更することも可能です。手動で変更したい場合は、修復(プレビュー)よりすべての実行に適用ボタン内の↓をクリックし、『手動で修復を選択』ください。この画面で直接、UI要素を再取得し修正することができます。

※なお、Copilotが修復の提案ができなかった時は、最初から手動でUI要素を修復する形で表示されます。

外観をダーク(プレビュー)に変更する

設定パネルから外観をダーク(プレビュー)へ選択できるようになりました。

変更後の画面は下記の通りです。

スキーマ v1 からスキーマ v2へ

Power Automate v2 スキーマ – Power Automate | Microsoft Learn

スキーマ v1 はまもなく廃止されるため、スキーマ v2 のデスクトップ フローを移行するようにコンソール画面にバナー メッセージが表示されるようになりました。

スキーマ v2は有料ライセンス ユーザーの Dataverse データベース消費を効果的に削減します。

このスキーマの切り替えによって影響を受けるフローは、

情報アイコンで [ステータス] 列に『パフォーマンスを高めるためにこのフローを新しいフローストレージスキーマに確認してください…』と通知が出るようになりました。

※2025 年 1 月にスキーマ v2は、すべての環境で自動的に有効になります。