Power Automate for desktop の2023年8月のアップデートがリリースされました。
バージョン
アップデートのバージョンは2.35です。ここから最新版のインストーラーがダウンロードできます。
インストーラー版 バージョン:2.35.159.23221
新機能とアップデート
以下の通り、新機能とアップデートが追加されました。
ログを出力するアクションが追加されました。
アクショングループに「Logging」が追加され、アクションとして「Log message」が追加されました。
(そのうち日本語になるのかな?)
このアクションではログメッセージと「Info」「Warning」「Error」のログレベルが設定できます。
アクションを使用することで、任意のタイミングでログを記録し、Power Automate 上からログメッセージを確認することができます。
ただし、デザイナーモードでの実行では記録されません。
Power Automate 上ではログレベルでフィルタを設定することができるため非常に見やすくなります!
※こちらのアクションは有償ライセンスが適用されたアカウントのみ利用可能です。
エラー発生時のスクリーンショットの設定が追加されました。
デフォルトではエラー発生時にスクリーンショットを取得し、ログとして保存する設定になっていますが、コンソールの各フローのプロパティにスクリーンショットを取得するかの設定項目が追加されました。
デザイナーモードでの実行時、変数の値を変更できるようになりました。
デザイナーモードでの実行時にフローを一時停止することで、テキスト、数値、ブールの値を変数ウィンドウより変更できるようになりました。
これによりデバック中に特定の値を利用してテストとデバッグを実行できるようになりました。
一部のExcel アクションでExcel セルの名前で参照できるようになりました。
以下のExcel アクションでExcel セルの名前を利用して参照できるようになりました。
- Excel ワークシートから読み取る
- Excel ワークシート内のセルを選択
- Excel ワークシート内のセルをアクティブ化
- Excel ワークシートに書き込む
書き込みモードで「名前付きセル」を選択することで利用可能です。
セルの名前は以下で確認ができます。
以上、お試しください。