条件によって処理を分ける

私たちが生活を行う上で、非常に多くの条件判断が発生しています。
例えば最も一般的なものでは、青信号は進め、赤信号は止まれなどです。
仕事上でも、ある顧客の注文はWebでやり取りする、指定日までに営業から企画書が来ていなければ連絡する、在庫数が足りなければ生産計画を立てるなど、どのような業種でも、必ず条件による処理の分岐が発生しています。

このような条件判断をフローに組み込むことで、様々な業務に対応させることが可能です。
これを条件分岐と言います。

例えば、基幹システムを起動する際に、月初のみ社長メッセージがポップアップ表示されるシステムを利用していたとします。
ロボットに「社長メッセージを閉じる」ということを教えなければ、画面が操作できないため、処理を継続することは出来ません。
しかし、「常に社長メッセージを閉じる」という仕組みを取り入れてしまうと、月初以外に社長メッセージは表示されないため、月初以外はエラーになってしまいます。
そこで、「社長メッセージが表示されていれば」という条件をロボットに教えます。
これすることで、「表示されていればボタンを押す」「表示されていなければ処理を継続する」という分岐を行うことが可能になります。

If / Else if / Elseアクション

まず最も基本的な分岐のアクションとして、Ifアクション、Else ifアクション、Elseアクションがあります。

If:もし〇〇だったら
Else-if:それ以外で○○だったら
Else:それ以外

という形で使い分けます。

それでは、実際に使ってみましょう。
今回は自分の入力した値によって、処理を分岐してみたいと思います。

まずは「入力ダイアログを表示」アクションを追加します。
「入力ダイアログ メッセージ」には「1~3の好きな数字を入力してください」を設定し、保存します。

次にIfアクションを追加します。

各項目の意味は以下の通りです。

最初のオペランド:最初の条件
演算子:イコールだったら、不一致だったら など
2番目のオペランド:2番目の条件

まずは「先ほど入力された値が”1″だったら」という条件を作ります。
最初のオペランドに、変数一覧から「UserInput」(入力ダイアログを表示アクションで入力された値)を選択します。
演算子は「と等しい(=)」のままで大丈夫です。

次に2番目のオペランドに「1」を設定します。
設定が完了したら、保存を押します。

続いて、「Else If」アクションを「If」アクションと「End」の間に追加します。

設定は以下のようにしましょう。
最初のオペランド:%UserInput%
演算子:等しい
2番目のオペランド:2

同じように「Else If」アクションを今追加したアクションの下に追加します。
設定は以下のようにしましょう。
最初のオペランド:%UserInput%
演算子:等しい
2番目のオペランド:3

その次に、「Else」アクションを配置します。
配置した後の構成は以下のようになります。

続いて、「メッセージを表示」アクションを、最初のIfとElse ifの間に追加します。

アクションの中身は以下のように設定します。
(表示するメッセージは好きに変更してください)

同様の手順で、Else ifも設定しましょう。
「メッセージを表示」アクションをIfの下にあるElse ifに追加します。

メッセージを設定します。

同じように、その下のElse ifにもメッセージを表示を追加します。

最後にElseアクションにもメッセージを追加しましょう。

実行して動作を確認してみましょう。

演習

「入力ダイアログを表示」を使用し、1~5までを入力するように、メッセージを設定してください。
1または2の場合は、「処理1です」「処理2です」と入力された値をメッセージ表示し、
3または4の場合は、「メンテナンス中です」、
5以上の場合は、「実装されていません」と表示されるようにフローを作成してください。


正解例

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