「新しい Chrome を起動する」アクション、「新しい Microsoft Edge を起動する」アクションでエラーが発生する場合があります。
【エラー内容】
■Microsoft Edge でのエラー例
エラー:
アクション ‘新しい Microsoft Edge を起動する’ が失敗しました。
エラーの詳細:
アクション ‘LaunchEdge’ の実行中に問題が発生しました。 Microsoft Edge を制御することができませんでした (内部エラーまたは通信エラー)。
■Chrome でのエラー例
エラー:
アクション ‘新しい Chrome を起動する’ が失敗しました。
エラー詳細:
アクション ‘LaunchChrome’ の実行中に問題が発生しました。 Chrome を制御することができませんでした (内部エラーまたは通信エラー)。
【対応方法】
Microsoft Support:Error ‘Failed to assume control of Microsoft Edge/Chrome/Firefox’
■ケース1
・Power Automate Desktop のフローデザイナーから対応するWebの拡張機能をインストールします。
・拡張機能がインストール済みの場合、削除して再インストールしてください。
・ブラウザーを再起動します。
■ケース2
例)Chromeの場合
「新しい Chrome を起動する」アクションを設定する。
起動モード:新しいインスタンスを起動する
初期 URL:既定の URL
アクションが失敗した場合のルールを作成する。
「エラー発生時」をクリックする。
「フロー実行を続行するをクリック」する。
ドロップダウンリストを「次のアクションに移動」にする。
「保存」をクリックする。
「新しい Chrome を起動する」アクションを設定する。
起動モード:実行中のインスタンスに接続する
Chrome タブに接続する:URLを使用
タブのURL:既定のURL
生成された変数:前述の「新しい Chrome を起動する」アクションで生成される変数(例:%Browser%)
「エラー発生時」をクリックし、「エラーが発生した場合にアクションを再試行する」を有効にする。
「回数」をクリックして「20」に設定する。
「秒」をクリックして「5」に設定する。
「保存」をクリックする。
「Web ページに移動します」アクションを設定します。
Web ブラウザー インスタンス:前述の「新しい Chrome を起動する」アクションで生成される変数(例:%Browser%)
移動:URL に移動
URL:既定のURL
フロー例:
■その他
・拡張機能の「無効」→「有効」の実施
・ブラウザーのキャッシュとCookieを手動で削除、ブラウザーの再起動
・値 “comSpec” と値 “C:\WINDOWS\system32\cmd.exe コンピューター上に存在することを確認。
・Chrome の場合のみ:%localappdata%\Google\Chrome\User Data\Default\Preferences で “exit_type” パラメーターを “normal” に設定。