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Power Automate for desktop 2025年12月アップデート情報

Power Automate for desktop の2025年12月のアップデートがリリースされました。

バージョン

今回のアップデートのバージョンは 2.63.163.25342 です。こちらから最新版のインストーラーがダウンロードできます。

新機能とアップデート

今回のアップデートでは、クラウド連携に関する重要な修正が含まれているほか、フロー作成時の利便性を向上させる機能強化が行われています。

クラウド連携における実行エラーの修正

クラウドフローからデスクトップフローを呼び出す際に発生していた Principal Operation Exception に関連する問題が解決されました。これにより、クラウド連携時の安定性が向上し、自動化プロセスがより確実に実行できるようになりました。

フローチェッカーの PowerFx 対応

フローチェッカーが PowerFx 式をサポートするようになり、PowerFx 特有の大文字・小文字を区別する変数の取り扱いを検出できるようになりました。

これにより、フロー作成段階での記述ミスを早期に発見しやすくなります。

ローカルサブフローの可視化

サブフローの一覧において、ローカルサブフローに 「Local」 というラベルが表示されるようになり、通常のサブフローとの識別が容易になりました。

Java 要素処理のパフォーマンス改善

複数の Java 要素を格納(retracting)する際の処理速度が向上しました。Java アプリケーションを操作するフローにおいて、パフォーマンスの改善が期待できます。

ドラフト保存、公開について

2.62で更新された機能が順次展開となったことを確認いたしました。
Power Automate Premiumライセンスを適用している方は、「バージョン管理(プレビュー)」機能が展開されフローの保存方法が変更となっています。

・「保存」ボタンが「ドラフトを保存する」に変更(アイコンは従来と同じ)
・新たに「公開」ボタンが追加

従来の「保存」と同等の状態に保存するためには、次の2ステップが必要になります。
1.「ドラフトを保存する」:編集内容を下書きとして保存
2.「公開」:正式なバージョンとして保存

バージョン管理(プレビュー)機能の概要

Power Automate for desktopのバージョン管理機能は、作成したフローの変更履歴を保存し、過去の状態に戻すことができる機能です。
具体的な操作例:
・フロー編集画面で「ドラフトを保存する」ボタンを押すと、現在の編集内容がドラフト(下書き)として仮保存されます。
・編集が完了したら「公開」ボタンを押すことで、フローの新しいバージョンが正式に保存されます。
・過去のバージョンに戻したい場合は、「バージョン履歴」から希望するバージョンを選び、「復元」でその状態に戻せます。

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